SSDの故障や寿命を示す症状とは?|#SSD換装

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2020.03.10

SSD換装Q&A

SSDの故障や寿命を示す症状とは?

とても使い勝手のいいSSDですが、精密機器であるためいつかは故障します。大切なデータを失わないためにも、誰もが故障する前に適切な対応を行いたいはずです。今回はSSDの故障や寿命の前兆や症状について簡潔に要点をまとめました。

 

こんな症状は故障や寿命前のサインかも

一般的にSSDはHDDと比べて故障の前兆が分かりにくいと言われています。そんなSSDですが、以下のような症状が現れた場合は注意が必要です。SSDの故障または寿命のサインであることが予想されます。

症状1. 処理速度の明らかな低下

起動時やシャットダウン、データの読込みや書込みにかかる時間がかなり長くなった。

症状2. 頻繁にフリーズする

メモリをフル稼働させるような重い作業を行っていないのにフリーズする回数が増えた。

 

この症状時にやっておきたいこと

処理速度が特徴のSSDにこのような症状が頻繁に起こり始めたら、故障前のサインだと捉える方が賢明です。余裕があれば専用ソフト等で下記の3つに異常がないか確認するのもお勧めです。最も賢明なのはデータのバックアップや新しいSSDへの交換になります。

SSDの総書込み量を確認する

総書込み量を確認しTBW値と比較してみます。TBW値に近い又はオーバーしている場合はSSDの寿命の可能性が高くなります。

SSDの健康状態を確認する

正常・注意・異常など健康状態を確認できます。「注意」「異常」の場合は故障の可能性が高くなります。

SSDの温度を確認する

特に負荷をかけていない時にもかかわらず、SSDの温度が60℃以上の場合、特に温度が上がれば上がるほど注意が必要です。使用環境により異なりますが、SSD本体の温度が高く発熱しているほど故障の可能性が高くなります。

難しく考えず最も賢明な対応をとる

SSDはその構造上、故障した際のデータ復旧がHDDに比べて困難になってきます。また、保証期間内であったとしても、SSDメーカー側はデータまでは保証してくれません。あくまでメーカー保証の対象はSSD本体のみとなります。大切なデータが消滅してしまうリスクがありますので、上記のような症状やサインが現れた場合はすぐにバックアップまたは新しいSSDに交換されることをお勧めします。

※SSDが故障する前の状態であれば、新しいSSDへのクローン(環境移行)が可能です。一度故障してしまうとクローンができる可能性が大きく低下します。その場合、SSD換装後に再度ソフトウェアやアプリ、メールやプリンタの使用環境などをすべて設定し直さなければならないのでとても大変になります。

 

その他

ここまで故障の前兆となるサインや症状をご紹介して参りました。故障とは少し異なりますが、SSDは残容量が少なくなればなるほど性能が低下する特徴があります。処理速度が低下し本来の性能を最大限発揮することができなくなりますので、下記のような対応もお勧めでございます。

  • あまり使用しないデータは別ストレージ(外付けHDDや内蔵の第二HDD)に保存する
  • SSDに負荷がかかり劣化する前により大容量のSSDに換装・交換する

SSD換装ドットコムではHDDからSSDへの換装はもちろん、SSDからSSDへの換装も行っております。一般的にパソコン購入時に組み込まれていたSSDよりも高性能のSSDを使用しておりますので、SSDからSSDへ換装される場合もたくさんのお客様からお喜び頂いております

また状態の悪いHDDやSSDからのクローンでも高い成功率を出せる環境・アプローチをご用意しており、SSDの規格も2.5inch SATA、M.2 SATA、M.2 NVMe、mSATAと幅広い種類のSSD換装にご対応しております。SSD換装でご不明な事があればお気軽にご相談下さいませ。

 

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